ヨーロッパは、環境問題への関心が高く、クリーンな燃料の使用については先進的というイメージが強い。しかし代替燃料の開発の面ではアメリカに比べて遅れているという調査結果が発表された。
この調査をまとめたのは、イギリスのニュー・エナジー・ファイナンス(New Energy Finance)という民間調査会社。同社は、「代替燃料の普及には、レギュレーション(規制)だけでなく、イノベーション(技術革新)も必要である」と訴えている。
同社の調査によると、代替燃料開発に関するベンチャービジネス296社について調べたところ、うち157社がアメリカで、ヨーロッパは75社に過ぎなかったという。
これはヨーロッパでは、企業家精神が欠如していることが最大の原因であり、各国政府は早急に何らかの手を打つ必要がある、と同社は主張している。