【上海モーターショー05】スポーティという付加価値は理解される?

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【上海モーターショー05】スポーティという付加価値は理解される?
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近年の中国は、F1やモトGPなど国際規格のレースをはじめ日本のスーパーGTなども開催するなど、徐々にモータースポーツが盛んになってきている。それを反映してか、GMではスポーティさを強調したモデルをアピールしていた。

上海GMはシボレー『アべオ・エクストリーム』(Aveo Xtreme)をコンセプトカーとして出展。アベオは旧デーウが開発し、『カロス』の名称で販売していたBセグメントモデルで、若々しくカジュアルなブランドとしてシボレーを世界展開したいGMの意向でシボレー・ブランドになったもの。

このアベオ・エクストリームはアメリカのSEMAショーや東京オートサロンに出しても見劣りしない出来栄えとなっている。性能や諸元は公開されておらず、ドレスアップでキャラクターをアピールするものと考えてよさそうだ。

大型セダンにも注目。ビュイック『ロイヤム』(Royaum)のスポーティ版がコンセプトカーとして展示された。このモデルはオーストラリアのホールデン『ステーツマン』(Statesman)をベースにした中国向け車種。

実は今年6月、オーストラリアで人気のツーリングカーレース「V8シリーズ」の一戦が、上海サーキットで開催されることになっており、それと合わせてV8エンジン搭載の「パワーあるラグジュアリー・セダン」というキャラクターをアピールする目的なのだろう。

GMはこれらのスポーティモデルを「パッショネイト&プログレッシブ」(情熱的&進歩的)というキーワードとともにアピールすることで、GM各ブランドを特徴づけようとしている。

しかしすべてのブランドを「スポーティ」というキャラクターでひとくくりにしてしまおうというのは、複数ブランドを展開しているメリットを活かしていないような気もするが……。

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