【ソウルモーターショー05】サンヤン チェアマン …ベンツ顔からの脱却を図るも

自動車 ニューモデル モーターショー
【ソウルモーターショー05】サンヤン チェアマン …ベンツ顔からの脱却を図るも
【ソウルモーターショー05】サンヤン チェアマン …ベンツ顔からの脱却を図るも 全 6 枚 拡大写真

サンヤン(サンヨン)『チェアマン』といえば、メルセデスベンツ『Sクラス』によく似た風貌が特徴のクルマだった。エンジンもメルセデスから供給も受けており、さらには「600S」なんていうベンツそっくりのグレード名が付けられていた。

「エンジンを供給するという契約は締結したが、同じようなクルマを作れとは言っていない」などと、チェアマンがデビューした後にメルセデスベンツ側が激怒したという噂話は有名で、今も半ば真実のように語られている。

そして「似たデザインのクルマを作るなら、エンジンの供給は打ち切る」と宣言した後日談までが噂として出回っているほど。

その噂の真偽は不明だが、チェアマンは最近フェイスリフトを行い、ヘッドライトのデザインを変えてきた。ただし、押し出し感の強いグリルは今もベンツ風。400S、500S、600Sといったグレード名もそのまま。

ただし、グレード名は排気量と連動しておらず、最上級モデルの600Sが搭載しているのは3.2リットルエンジン。図体の大きな車体の割にはパワーが足りないという指摘は今もなされているようだ。

価格は400Sが3203万−3762万ウォン(約339-398万円)、600Sが5153万−5929万ウォン(約545万−617万円)、600リムジンが6773万ウォン(約717万円)。韓国内でベンツを買うよりは安いが、韓国車の中では常に最高額あたりを位置するクルマといえる。

ベンツ顔からの脱却を図ったチェアマンだが、リムジンのコンセプトモデルとして展示されていたクルマのライトはトヨタ『セルシオ』風のデザイン。

プレスデーの日には会場にデザイナーもいたのだが、その件にはあまり突っ込まれたくなかったようで答えてくれなかった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  2. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  3. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る