2006年終了を持ってミハエル・シューマッハとの契約が終了するフェラーリ。これから1年間で後任探しをほぼ固めなければならなくなる。
フェルナンド・アロンソ(ルノー)とともにポスト・シューマッハとして名前の挙がっているキミ・ライコネン(マクラーレン)。
フェラーリのジャン・トッド代表も以前からライコネンを高く評価しているとあって、今後の行方が注目されている。だがマクラーレンのロン・デニスはライコネンを手放す気持ちは毛頭ないようだ。
「他のチームがウチのドライバーに興味津々という話を聞くと悪い気はしないよ。でもキミはわれわれ家族の一員だし、この状態を崩すつもりは全くない」とデニス。
「キミは契約があるからマクラーレンにいるだけではなく、心身ともにここで落ち着いているんだ。彼は比類なきドライバーであり、年齢から言ってもピークはこれからだ。キミが最良の時期を過ごすのはマクラーレンであるよう、全員が願っている」とデニスは語った。
しかし、フェラーリにはもう一つ選択肢がある。それはコンコルド協定が終了する2007年までシューマッハとの契約を延長すること。チームにとって最高の選択肢だが、後はシューマッハの気力次第と言えそうだ。