身障者の通行料金割引制度を悪用

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警視庁は9日、身体障害者に自治体が交付する「身体障害者手帳」を悪用し、高速道路の料金割引を不正に受けていたとして、すでに道路交通法違反で逮捕・起訴されている埼玉県内に在住する45歳の男を同日までに詐欺容疑で追送検した。

警視庁・赤羽署によると、詐欺容疑で追送検されたのは、埼玉県戸田市内に在住する45歳の男。

この男は知人から借り受けた身体障害者手帳を自己所有のクルマに保管。この男性が同乗していないときには、自らが手帳の名義人であると装い、高速道路の料金所で手帳を提示して通行料金の割引を受けていた疑いがもたれている。

男は今年4月に道交法違反(無免許運転)容疑で逮捕されたが、この際に車内から通常の半額相当の金額が記載された通行料金の領収証と、身体障害者手帳を発見。男を追及したところ、不正に使用していたことを大筋で認めた。

詐欺容疑での追送検対象となったのは、今年1月から4月までの間、首都高速を使った際に受けた割引で計6回。合計3000円分だが、取り調べに対して男は「100回ぐらいやった」とも供述しており、警察では余罪についても追及していく方針だ。

《石田真一》

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