【シトロエンC3 プルリエル詳報】世界で唯一のモジュールカー

自動車 ニューモデル 新型車
【シトロエンC3 プルリエル詳報】世界で唯一のモジュールカー
【シトロエンC3 プルリエル詳報】世界で唯一のモジュールカー 全 6 枚 拡大写真

3月31日シトロエン・ジャポンから5種類のボディバリエーションが楽しめる、『C3プルリエル』が発売された。C3プルリエルはルーフピラーがボディとは独立した構造で、取りはずしもできる世界で唯一のモジュールカーだ。

プルリエルとはフランス語で複数を意味し、C3プルリエルのボディ形状はサルーンからピックアップまで5パターンに変化させることができる。まずは通常のキャンバ地のソフトトップを閉じたサルーンの状態。ルーフのソフトトップは7つの金属クロスメンバーを使用した頑丈な作りで、洗車機もOKという精度の高い構造だ。

2番目はソフトトップを最大に開いたパノラミックサルーン。電動ソフトトップはリヤシートの頭上まで大きく開くので、リヤシートに座っていても高い開放感を得ることができる。ソフトトップはワンタッチで全開にすることもできるし、途中で止めることも可能だ。このスタイルは往年の2CVをイメージさせてくれる。

3番目はソフトトップとリヤガラスを、ラゲッジ床下に収納したカブリオレの状態。全開にしたソフトトップとリヤガラスが反転しながら、床下に収納される動作は、非常に凝った作りだ。作業は手動式だが、慣れれば簡単にできるだろう。

4番目がC3プルリエルのハイライトでもあるスパイダーへの変化。ルーフピラー前後2箇所のフックを外せば、ピラーは簡単に取り外すことができる。ただし、作業自体は簡単だが、ルーフピラーは片側で12kgもあり、分割することができないので車内に積むことができない。はずしたピラーはガレージなどに置き去りにするしかない。

5番目はスパイダーの状態でリヤシートを前方に倒せば、スパイダーピックアップとなる。リヤシートのスペースとラゲッジがつながり、意外に広い“荷台”が現れる。

C3プルリエルについてシトロエン・ジャポンマーケティング部 野口富生さんは「ライバル車はプジョー『206CC』ですか?と、聞かれることがあるのですが、私達は根本的に違うクルマだと思っています。CCは純粋なオープンカーですが、プルリエルは変化する行程や作業をも楽しんでいただく、ホビーカーのような存在なのです」とコメント。

確かに一連の開閉作業は面倒だが面白い。この作業をプラモデルを作る感覚で楽しめる人なら、C3プルリエルは可愛い相棒になるはずだ。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. ブラバスが「いかつすぎる」新型スーパーカーを発表! 1000馬力の超絶パワーに「頭抜けてる」と驚きの声
  5. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る