火炎瓶で狙われるバス車庫、今度は阪神

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12日、兵庫県尼崎市内にある阪神バスの車庫に火炎瓶が投げ込まれ、敷地の一部分を焼く被害を出した。火炎瓶は損傷せず、火が拡散することは無かったため、バスの車体に延焼するなどの被害は出なかった。

警察では今月4日に大阪市内で発生した阪急バス出張所での放火事件と手口が似通っていることから、関連を調べている。

兵庫県警・尼崎西署によると、事件が起きたのは12日の午前3時10分ごろ。尼崎市大庄川田町付近にある阪神バスの車庫敷地内で、火の手が上がっているのを通行人の男性が発見。持っていたペットボトルの中身を撒いて消火した上、警察に届け出た。

同署員が現場に急行した際、付近には割れたガラス瓶の破片が散乱しており、これに隣接する敷地内の花壇には、ガソリンのような可燃性の液体が入った25cmほどの長さを持つ瓶が割れないまま転がっていた。

この瓶の口の部分は燃え残った布片が貼りついており、警察では火炎瓶として投げたものが柔らかな地面に落ちたために破損せず、これによって発火しないまま転がったとみられている。敷地内に駐車していたバス約130台に被害は無かった。

警察では悪質な嫌がらせ事件として捜査を開始したが、今月4日には大阪府大阪市内で阪急バスの出張所を狙った同様の火炎瓶による放火事件が発生。この際にはバス2台が全焼する被害を出している。

手口が似通っていることから、警察ではこれら事件との関連も視野に入れ、大阪府警とも情報交換を行いながら捜査を行っていくとしている。

《石田真一》

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