破壊力…エゾシカと衝突して大破

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17日、北海道稚内市内の国道で、乗用車が道路に飛び出してきたエゾシカ2頭を相次いではねる事故が起きた。クルマは衝突によって大破。コントロールを失って電柱に激突する二次的な被害も発生している。

北海道警・稚内署によると、事故が起きたのは17日の午後11時25分ごろ。稚内市潮見5丁目付近の国道238号線で、21歳の男性が運転する乗用車が道路右側から飛び出してきたエゾシカ2頭を相次いではねた。

クルマは鹿との衝突によって前部が大破。男性は衝突を回避しようと急ハンドルを切ったが、この直後に鹿が衝突してフロンドガラスが割れたために視界を失い、直後に電柱へ激突する二次的な被害も出した。

クルマには4人が乗っていたが、シートベルト未着用の状態で後部座席に同乗していたいずれも20歳の女性2人が胸部を強打し、肋骨などを折る重傷を負っている。

クルマに衝突したのはエゾシカの成獣で、体重は2頭とも100kg近かった。2頭とも衝突によって即死している。

現場は市街地にある見通しの良い直線区間。エゾシカは必要な塩分を海水を飲むことで補う習性があり、山から海辺に下りてくることもあるが、現場は山から離れており、どこからシカがやってきたのかは不明だという。

《石田真一》

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