新BMW『7シリーズ』(24日発表・27日発売)は、エンジン出力増強が図られる一方、ZF製6速ATのシフトスケジュールも全面的に見直された。
シフトスケジュールの見直しは、ドライバビリティだけでなく、燃費にも好影響をもたらしている。新型「750i」の10・15モード燃費は7.3km/リットルで、実際の走行では渋滞を含む都内を2時間ほど走り、さらに箱根を往復するというパターンで8.7km/リットルという数字を記録したという。
排気量がより小さく、10・15モード燃費7.9km/リットルだった「745i」を、完全にイコールコンディションではないが同様のパターンで試したときは、8.5km/リットルであった。モード燃費の低下とは裏腹に、実走行燃費ではむしろ改善傾向なのだ。