トヨタPSAのチェコ合弁工場が開所式

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トヨタPSAのチェコ合弁工場が開所式
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トヨタ自動車とPSAプジョー・シトロエングループの合弁会社、TPCA=「トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル・チェコ」は、5月31日12:30(日本時間19:30)から、チェコ共和国コリン市の同工場敷地内で、開所式を実施した。

合弁工場は、車台やエンジンを共通化した小型乗用車のトヨタ『アイゴ』、プジョー『107』、シトロエン『C1』の3車種を生産する。3車種は2月28日から生産しているが、今回は関係者を中心に、正式に工場の開所式を行った。

開所式には、チェコ共和国のイジー・パロウベク首相、マルテン・ヤーン副首相ら中央政府関係者のほか、PSAのジャン・マルタン・フォルツ会長、トヨタの張富士夫社長など、両社の関係者など、約550名が参加した。

開所式で、地元経済への貢献を称え、合弁会社の榎本真丈社長、ジャン・ピエール・シャントッセル副社長に対し、コリン市政府から「名誉市民」の称号が授与された。

また、合弁工場は、オブチャリ村に対してスポーツアリーナの建設資金として200万チェココルナ(約950万円)、コリン市に対してクモフフ島と同市を結ぶ橋の建設資金として800万チェココルナ(約3800万円)の寄付を公表した。寄付も予定しているとした。

合弁工場で生産される3車種は、基本的な構造、組み立て部品などの大部分を共有しているが、独自のボディスタイルでトヨタ、プジョー、シトロエンの各ブランドで差別化した。エンジンは燃費性能の高い1.0リットルガソリン、1.4リットルディーゼルエンジンを搭載する。

合弁工場の生産能力は年間30万台で、20万台はプジョー、シトロエンブランドで、10万台をトヨタブランドで生産する。総投資額は、研究開発、生産準備を含め、約13億ユーロ(約1800億円)で雇用は3000人程度の規模になる予定。

《レスポンス編集部》

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