フィアットのモンテゼーモロ会長、大学を「落第」していた!

自動車 社会 社会
フィアットのモンテゼーモロ会長、大学を「落第」していた!
フィアットのモンテゼーモロ会長、大学を「落第」していた! 全 4 枚 拡大写真
名門大学がモンテゼーモロへの学位授与に「ノー」。イタリア中部トスカーナにあるシエナ大学は、このほどフィアット会長のルカ・ディ・モンテゼーモロに名誉学位を与えないことを決定した。

モンテゼーモロへの名誉学位は、数カ月前から文学部・情報科学専攻の教授陣から提案されていたもの。教授の中には、彼の長年の親友も含まれていた。ところが、上部組織である文学部の教授会は2回にわたる討論の結果、先日提案を棄却した。

公式な理由は明らかにされていないが、「地元シエナと繋がりが薄い」というのが決定的理由と見られる。またフィアット会長と兼任しているイタリア工業連盟会長として、昨今のインフレに何ら手を打たないこと疑問視する声があった、とも囁かれている。

1947年生まれのモンテゼーモロは、ローマ大学法学部に加えて、米コロンビア大学の国際商法専攻も卒業している。名誉学位も既にモデナ(機械工学)、ジェノバ(管理工学)、ミラノ(デザイン)の各大学から授与されている。

そんな「学位長者」の彼にとっては、いくらシエナ大学が745年の歴史を誇る欧州最古の大学のひとつであっても、「もはや結構」かもしれない。事実この「落第」について、モンテゼーモロ側からのコメントはない。

いっぽう31日、ウルビーノ大学の社会学部は、地元出身の2輪モトGP王者バレンティーノ・ロッシ(26歳)に名誉学位を授与した。ロッシが与えられたのは「広告および通信」という学位である。イタリアの名誉学位は、たぶんに「学部の明るい話題作り」という声が聞かれる。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. 「かっこよすぎて悶える」ホンダ『プレリュード』レーシングカー公開!SNSでは「来年が楽しみ」と活躍に期待
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る