飲酒運転の発覚を恐れ、警官をはねる

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5月29日、栃木県今市市内の県道で、飲酒検問を実施していた警察官が検問を強引に突破したクルマにはねられ、重傷を負う事件が起きた。警察ではこのクルマを運転していた29歳の男を業務上過失傷害と道路交通法容疑で逮捕している。

栃木県警・今市署によると、事件が起きたのは5月29日の午前1時20分ごろ。

同署の地域課に所属する警察官が今市市吉沢付近の市道交差点近くで飲酒検問を行っていたところ、停止命令を無視して急加速した乗用車が53歳の巡査部長をはね、そのまま逃走した。

待機していたパトカー5台がこのクルマを約25分間に渡って追跡。検問が行われていた場所から約30km離れた都賀町内の県道で抑止し、運転していた29歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕した。

男の呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出していることや、クルマにはねられた巡査部長が足の骨を折る重傷を負っていることから、業務上過失傷害や道交法違反(酒気帯び運転)容疑で再逮捕する方針。

警察の取り調べに対し、男は「酒を飲んでいたので逃げた。捕まりたくなかった」などと供述しているという。

《石田真一》

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