追突したドライバー、疾病で衝突前に死亡か

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5日、大阪府大阪市北区内の市道で、タクシーなどの車両6台が関係する多重衝突事故が発生。事故の発端となった追突車両を運転していた男性が死亡する事故が起きた。男性に外傷はなく、疾病などの内的要因で事故とは関係なく死亡した可能性が高い。

大阪府警・曽根崎署によると、事故が起きたのは5日の午前2時30分ごろ。

大阪市北区浪花町付近の市道で、走行していたタクシーに対し、後方からこれを上回る速度で走ってきた乗用車が追突した。タクシーは押し出されて前方のクルマに衝突、結果として車両6台が関係する多重衝突事故に発展した。

追突してきた乗用車は路肩に接触して停止したが、このクルマを運転していた48歳の男性に意識はなく、収容先の病院で死亡が確認された。ほかに事故に巻き込まれたクルマを運転していた4人が打撲などの軽傷を負っている。

目撃者の証言によると、死亡した男性のクルマはブレーキを扱ったような形跡がなく、ATのシフトもDレンジに入ったままで、他のドライバーが運転席に入って解除するまではクリープ現象によって微速で前進を続けていた。

男性にも目立つような外傷は見当たらないことから、警察では男性が事故を起こす直前に疾病などの内的要因で意識を失い、そのまま死亡した可能性が高いとみている。

《石田真一》

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