【トヨタ・アルファード マイナーチェンジ詳報】走りの質感もアップ! 腰がググッと粘る

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【トヨタ・アルファード マイナーチェンジ詳報】走りの質感もアップ! 腰がググッと粘る
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HV(ハイブリッド)に乗って、ビックリ! ハンドリングがとてもよい。2トンもあるHV車の動きが、リニア感がタップリに大変身。パワステのフワつき感なし。コーナーでもフワフワした動きが出ない。グニョーっとロールして怖い気持ちになることもない。回生ブレーキのタッチも向上したように思えてしまう(前モデルとブレーキのセッティングは同じらしいが…)。ノーズダイブも大きくない。

だが、けっして硬い足なのではない。16インチタイヤとHV全体の動きがベストマッチしている。「これなら、けっこうラフに乗っても大丈夫だ!」と、速い操舵で軽いスラロームをさせてみても、じーんわりとして奥深い動きを見せる。いったいどんなチューニングをしたのか? トヨタ車体・製品企画センター・主担当員・土屋郁俊さんが“種あかし”をしてくれた。

「HV、V6・3リッター、直4・2.4リッターともに、リアのスタビライザーのところにリムダンパー(ゴム部品)を追加しました。ロールを抑えて、粘るような動き、トレース性がよくなっています。また、HVはフロントの減衰特性を一段アップ(バネレートのアップ)しています。これまで、ちょっとした縦揺れで横への揺れへ影響があるという指摘がありました。試行錯誤しましたが、かなり乗り心地がよくなりました」。

V6・3リッター・4WDモデルでTEMSをスポーツモードにすると、17インチタイヤ装着のハンドリングは、前モデルよりリニア感が確実にアップしたことを痛感。さらに、5速ATとの組み合わせで、6400rpmレブリミットまでスムーズな加速を実現。低速回転域での室内コモリ音も微小だ。また、リアサスのチューニングは、3列目乗車の人にもダイレクトに影響する。よりゆったり、より高級なロードホールディング性が3列シートを包み込む。

より軽量な直4・2.4リッター2WDでは、“重厚な外観からは想像できないような”軽快な動きを見せる。さらなる高級&上質を目指す『アルファード』。その乗り味には、豊潤な余裕さえ感じられる。(つづく)

《桃田健史》

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