消火設備の無いトンネルで衝突、火災

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8日、山口県防府市内の国道2号線・防府第3トンネル(全長1833m)内で、大型トラックと大型ダンプカーが正面衝突し、これを起因として事故車に追突する多重衝突事故に発展した。双方の車両は大破し、運転していた2人が死亡している。

山口県警・防府署によると、事故が起きたのは8日の午後1時30分ごろ。

防府市牟礼付近の国道2号線・防府第3トンネル内、東側入口から約200m進んだ場所で、39歳の男性が運転する大型トラックと、29歳の男性が運転する大型ダンプカーが正面衝突。

ダンプカーの後部には回避が間に合わなかった別の普通トラックと軽トラックが次々に突っ込んだ。

4台の車両は衝突によって大破。最初に事故を起こした大型トラックからは燃料が漏れ出したこともあり、直後に出火している。

トンネルにはスプリンクラーなどの自動消火設備が備わっておらず、消防車9台が出動して消火作業に当たったが、火の勢いは収まらず、消火までには約45分を要した。

この事故で正面衝突を起こしたトラックを運転していた双方のドライバーか死亡。追突したトラックを運転していた60歳の男性が足の骨を折る重傷を負っている。

現場は片側1車線の対面通行。警察では事故の原因を調べている。この事故によって、現場付近は約7時間に渡って通行止めとなった。

《石田真一》

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