【エコカーワールド05】秘密だけど見てほしいホンダ…その2

自動車 ニューモデル モーターショー
【エコカーワールド05】秘密だけど見てほしいホンダ…その2
【エコカーワールド05】秘密だけど見てほしいホンダ…その2 全 7 枚 拡大写真
ホンダはエコカーワールド(11−12日、横浜)で、コンセプトスクーターを3台展示した。そのうちの1台、『NUMO』は50ccモデル程度の車体サイズにハイブリッド駆動システムを搭載している。

面白いのはシリーズ方式とパラレル方式を両方備えていること。つまりハイブリッドシステムもハイブリッドという、なんとも欲張りなコンセプトなのだ。

「50ccスクーターの運転は、アクセル開度が全開か全閉という極端なケースが多く、クルマのハイブリッドシステムをそのまま使うことはできない」と説明担当のH氏(デリケートなものなので開発した部署は秘密、なんだそう)。車体が小さく軽い分、制動距離も短いのでブレーキング時に発電することもほとんどできないのだとか。

そのためNUMOはモーターとは別にACGスターターという発電機を搭載し、ここからクラッチを介してCVTを駆動できるようにしている。低負荷走行時にシリーズハイブリッド、高負荷走行時にはパラレルハイブリッドとすることで効率を高めようとしているのだ。

ではなぜ、複雑なメカニズムをわざわざ50ccのサイズで?、との問いにH氏は「たしかにレイアウトには非常に苦心した。でも50ccサイズで実現できれば、大きいモデルに応用するのは難しくないでしょう。それに、最初に難しい目標を掲げるのがホンダのやりかたですし」とのこと。

さらにH氏は、あくまで個人的な希望として「2010年ぐらいまでには、こういう(ハイブリッドの)スクーターをホンダから発売したいよね」という。現在のところ、量産化は立ち上がっていない、と断言しているが……。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る