8月1日0時より阪神高速道路の回数通行券は利用できなくなるが、利用しなかった回数券の対応について、阪神高速道路公団から発表があった。阪神高速道路公団は、回数通行券の券面額をETCで利用できる『回数券付替サービス』の利用を勧めている。
未使用の回数券への対応は、2種類。そのひとつの『ETCへの回数券付替サービス』は回数券の券面額でETCでの利用可能額に付替え、ETCを利用した阪神高速の通行料金の支払いに使用するサービスとなる。例えば、普通車の回数券の場合、1枚700円分の利用ができる。
それに対して、払い戻しは、販売金額どおりの返金となる。例えば、普通車の100回回数券の場合、販売価格の1枚571円でしか返金されない。『ETCへの回数券付替サービス』の方が1枚につき129円分お得ということになる。
『ETCへの回数券付替サービス』の受付開始は6月27日。サービスを利用するには、登録が必要で、申し込みは「回数通行券受付窓口」で受け付ける。登録時には、回数通行券とETCカード(クレジット会社発行のETCカードか日本道路公団発行のETCコーポレートカード)などカード番号が分かるものが必要。
付け替えた金額は8月1日0時から利用できるが、利用できるのは阪神高速道路を通行したときのみ。
地区や車種といった元の回数通行券の券種に関係なく利用できる。また、ETC前払い割引の残高、マイレージサービスの還元額の残高がある場合は、先に回数券付替額の残高を利用するようになっている。残高はインターネット、インターネット対応型電話、電話などから、利用明細はインターネットからそれぞれ確認できる。