パトカーを避けようと事故を起こし、無免許も発覚

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11日、滋賀県大津市内の県道で、侵入警報装置作動の通報を受けて現場に向かっていた警察の捜査車両が赤信号の交差点に進入した際、交差側のクルマがこれを避けようとしてハンドル操作を誤り、標識柱に衝突する事故が起きた。

このクルマを運転していた32歳の男が負傷したが、後の調べで無免許運転だったことが発覚。道路交通法違反(無免許運転)で摘発された。

滋賀県警・大津署によると、事故が起きたのは11日の午前1時30分ごろ。

店舗の侵入警報装置が作動したと警備会社から通報を受け、大津市雄琴6丁目付近の現場に向かっていた同署の捜査車両(覆面パトカー)が、大津市島の関付近の県道に赤信号の状態で進入したところ、青信号に従って右側から走行してきたワゴン車と衝突しそうになった。

ワゴン車は覆面パトカーを避けようと急ハンドルを切ったが、この弾みで中央分離帯に設置された標識柱に衝突。クルマは小破し、運転していた32歳の男は腰を打撲する軽傷を負った。

後の調べで、この男は違反累積で免許を停止されて、事故当時は無免許だったことが発覚。道交法違反の容疑で検挙されている。

ただし、事故自体はパトカー側の過失責任が大きいとして、警察では運転していた39歳の巡査長から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

事故を起こした当時、覆面パトカーは赤色灯のみを使用していたが、これについては「サイレンを鳴らすと容疑者に気づかれ、逃亡される恐れがあった」と説明しているようだ。

《石田真一》

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