対向車線に逸脱した運転者は事故前から意識不明か

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11日、静岡県静岡市駿河区内の国道で、64歳の男性が運転する大型タンクローリーが対向車線側に突然逸脱、乗用車や軽自動車など対向のクルマ6台と相次いで衝突した。

この事故で対向車のドライバーら男女10人が軽傷を負ったほか、タンクローリーを運転していた男性も意識不明の重体となっている。

静岡県警・静岡中央署によると、事故が起きたのは11日の午前11時20分ごろ。

静岡市駿河区下川原付近の国道150号線で、対向車線側に逸脱してきた大型タンクローリーと、右折待ちをしていた乗用車が衝突。タンクローリーはそのまま対向車線側を約50mに渡って走り抜け、クルマ5台と相次いで衝突した。

この事故で対向車線を走っていたクルマ6台を運転、もしくは同乗していた男女10人が打撲などで軽傷を負ったほか、大型タンクローリーを運転していた64歳の男性が意識不明の重体となっている。

現場は片側3車線で、幅員も広い道路だが中央分離帯の設置はない。目撃者の話によると、大型タンクローリーは交差点の手前で進路を変えて対向車線側に向かっていったという。

大型タンクローリーを運転していた男性に大きな外傷がみられないことから、警察では男性が疾病などの内的要因で事故の直前に意識を失っていた可能性もあるとして、事故の発生状況をさらに調べている。

《石田真一》

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