降りるICを失念して逆走…バス会社を監査へ

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国土交通省は15日、長電バス(本社:長野県長野市)の運行する観光バスが、13日に高速道路で逆走トラブルを起こしていたことを明らかにした。同社から14日午前にトラブル発生の報告があったという。

国土交通省・北陸信越運輸局によると、逆走トラブルを起こしたのは長電バスが運行する団体貸切用の大型観光バス。

このバスは13日午前、長野県内から愛・地球博の会場に向かうツアー客を乗せるため、長野道の佐久、小諸、上田、長野の各インターチェンジ(IC)を回り、最後に更埴ICを経由してから愛知県内に向かう予定だった。

ところが運転手はこれを失念。更埴IC出口車線の直前まで追越車線を走行していたが、同僚の運転手から「更埴でも降りるはずだ」と指摘され、走行車線に戻ろうとした。

しかし、他車が併走していたために車線変更のタイミングが遅れ、バスは出口車線から約12m過ぎたところで停止した。その後、後方の安全を確認しながら逆走して更埴ICから降りたという。当時このバスにはすでに28人の乗客が乗車していた。

バスはそのまま愛知県内に向かったが、14日未明の帰着後に会社へ報告。事態が発覚した。

同局では21日に会社への立ち入り監査を実施する方針だ。

《石田真一》

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