ベンチャーの自動車業界参入を支援---住商アビーム

自動車 ビジネス 企業動向

自動車業界特化型コンサルティング・ファームの住商アビーム自動車総合研究所は、技術士、中小企業診断士、弁護士、公認会計士などの専門化グループとともに、自動車関連のベンチャー企業支援ネットワーク『住商アビーム AutoStanding アカデミー』を立ち上げた。

20日よりウェブサイト(http://www.sc-abeam.com/autostanding/)を通じてサービスを開始する。

アカデミーは『AutoStanding スクール』、『AutoStanding カレッジ』、『AutoStanding スカラーシップ』の3つから成り、会員となる自動車関連ベンチャー企業を支援するクラブ組織。会員企業の自動車業界への新規参入とそれに伴って必要となるリソースの調達を支援する。

入会金は不要。月額会費も基本サービスに限り6カ月間免除する。

自動車業界は、(1)擦り合わせ方製品、デザイン・イン型開発プロセスのため系列企業が有利なこと、(2)内製の研究開発水準が高く外部技術導入に消極的なこと、(3)開発着手から正式採用までの時間が長く、資金力を要することから、長らくベンチャー企業にとって敷居の高い業界であった。

しかしながら、昨今、(1)自動車業界の一部に系列の緩みが見られること、(2)環境・安全・通信等の業界でも内部蓄積の少ない新技術課題が増加していること、(3)海外生産の急増の影響等で自動車業界のエンジニアが不足してきていることから、資金力の問題が解決されればベンチャー企業に新規参入のチャンスが到来したとも言える。

AutoStanding スクールでは、専門家グループが講師に立って自動車業界参入や経営に必要なノウハウを伝授する。AutoStanding カレッジではスクールの中でも特に優秀な会員に対して、個別に専門家のレッスンを施した上で、自動車業界の主要企業への提案の機会を設定する。AutoStanding スカラーシップを通じて、資金調達の相談の場を設ける。

『AutoStanding』とは「Auto(自動車)」と「Outstanding(傑出した)」を組み合わせた造語。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  5. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る