日産自動車は、『サステナビリティレポート2005年版』を発行し、21日に行われた株主総会の会場で株主に配布した。
同社はこれを皮切りに、広く様々なステークホルダーへの配布を行い、日産のCSR(企業の社会的責任)に関するコミュニケーションを図っていく予定。
サステナビリティ(持続可能性)は、「企業が、経済活動、環境配慮、社会性の3つの側面でバランスのとれた経営を行い、さまざまなステークホルダーに価値を提供していくこと」の意味。
2回目の報告となる今回は、昨年発行した初回版で示した各領域−コーポレートガバナンス、ステークホルダーへの価値の向上、地球環境の保全、安全への配慮についてCSRの観点で進展した方針や活動を示した。
また、同社では、社員を重要なステークホルダーのひとつととらえており、昨年に引き続き、職種や国籍を超えた世界各地の社員の声を数多く掲載した。