日産株主総会---トヨタの公用車入札はダンピング
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株主から、皇族や官庁、パトカーなどの公用車がトヨタ車ばかりになっている点を指摘したのに答えた。
伊佐山副会長は「公用車では、残念だがトヨタに遅れている」と認めた上で「かつて環境対策ではハイブリッドが一番いいという誤った認識の閣僚が、ハイブリッドカーを生産している会社から買うようになった。大臣車以外の公用車は入札制度で、日産はコスト割れの入札には慎重なスタンスをとっている」と述べた。
この結果、ダンピング価格でトヨタが入札し、結果的に公用車の日産のシェアが下がっていると指摘した。伊佐山副会長は「入札制度が合理的にならないと(シェアは)変わらない」と述べた。
《レスポンス編集部》