焦るパトカー、無灯火のバイクと衝突

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18日夜、茨城県石岡市内の市道で、道路右側の駐車場に右折進入しようとしていたパトカーと、対向してきたバイクが出会い頭に衝突する事故が起きた。

この事故でバイクを運転していた16歳の男性が死亡、後部に同乗していた17歳の男性も軽傷を負っている。

事故はパトカー側の安全確認の怠りが原因で発生しており、警察ではパトカーを運転していた26歳の巡査から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いている。

茨城県警・石岡署によると、事故が起きたのは18日の午後8時15分ごろ。

石岡市東光台4丁目付近の市道で、不審者侵入事件発生の通報を受けて出動した同署・地域課のパトカーが、誤って現場に向かう道路を通り過ぎてしまったことに気づき、道路右側の駐車場に進入して方向転換しようと右折したところ、対向車線を走行してきた2人乗りのバイクと出会い頭に衝突した。

パトカーはバイクの進路を塞ぐように衝突。乗っていた2人は路上に投げ出され、運転していた16歳の男性が胸部強打で間もなく死亡。同乗していた17歳の男性も打撲などの軽傷を負った。

警察ではパトカーを運転していた26歳の巡査から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いている。

バイクは無灯火で走行していたとみられ、巡査は衝突するまでバイクの存在に気がついていなかった。また、死傷した2人はヘルメットを着用していなかったが、死亡した男性の死因は胸部強打ということもあり、ヘルメット未着用と被害拡大の関連は考えられないという。

警察では「現場を通り過ぎてしまったことに焦りもあったようだ。重大な事故を起こし、大変遺憾に思う」とコメントしている。

《石田真一》

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