【レクサスIS&GSプロトタイプ 速報】その2 その気にさせる演出

自動車 ニューモデル 新型車
【レクサスIS&GSプロトタイプ 速報】その2 その気にさせる演出
【レクサスIS&GSプロトタイプ 速報】その2 その気にさせる演出 全 7 枚 拡大写真

レクサス『IS』350(プロトタイプ)を1周約4kmの“カントリーロード”に連れ出した。この周回路は、アップダウンが激しく、コーナーのR(半径)もさまざまなレイアウトで、全体的イメージはヨーロッパの田舎道だ。きょうはこのコース、貸切り状態なので対向車はこない。が、一般走行を仮定して(できるだけ)センターラインを超えないような走りを心がけよう。

「バムッ」という上質な開閉音がするドア。その奥のドライビングシートに進む。シート自体はけっして過度のバケットシート志向にはなっていない。だが、インパネまわりの造形、ドア内側のパワーウインドのスイッチ位置などから、ドライバーズ空間はスポーティさがギュッとした凝縮されている。ステアリングを両手で軽く握ると、「福里さん(ISの主査)のいっていたとおり」とワタシは思わず口走ってしまった。このドライビングポジションだと、自然と両腕の“脇が閉まる”のだ。スポーツセダンを駆る歓びを無意識のうちに感じてしまうこと請け合いだ。

GSと同じように、ステアリングの左の奥手に位置するプッシュ式スタートボタンをON。目覚めたV6は、過度にスポーティ性を演出したようなサウンドではない。左手後部のパドルシフト軽く引いて、インパネ内部のシフトインジケーターを「1」にする。パドルシフト自体に少し厚みがあり、作動にもあえて抵抗感をもたせてある。

コース進入したら、いてもたってもいられなくなった。いきなりアクセル全開だ。タコメーターの針は、あっという間に6700rpm。あっけなく、レブリミットの領域だ。右パドルで2速へシフトアップ。すると、4500rpmから再び力強い伸び。5500rpmを過ぎてもグググっと伸びる。気持ちよく「速い!」。これぞ300ps以上(05年デトロイトショーでの米国仕様での発表データ。今回日本仕様での正式数値公表はなし)の実力だ。さあ、まずは軽い上りのS字コーナーへ。ステアリングを左へ一気に切り込んだ。とそのとき、「おや?」。このIS350、ワタシの想像していた運動特性とは少し違うようだ…。(つづく)

《桃田健史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. メルセデスAMG GT 新型登場、高性能ラグジュアリーモデルの魅力とは?[詳細画像]
  3. 日産『キャシュカイ』改良新型...日本のテイストを取り入れたデザインに[詳細画像]
  4. [VW ゴルフ 50周年]第5世代は自信作、品質と快適性でクラスを超えた?
  5. 初の電動化、6気筒エンジン復活など話題満載!ポルシェ『911』最新世代「6モデル」を一挙スクープ
  6. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  7. 【マツダ MX-30 ロータリーEV 新型試乗】走行レンジは900km!他のモデルでは叶えられない「面白い選択肢」…河村康彦
  8. 「アルファード」フォロワー続々! 北京モーターショーで見た「衝撃の高級ミニバン」10選
  9. 世界最高峰の装甲性能、新型SUV『アーセナル』間もなく発表へ…ティザー
  10. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
ランキングをもっと見る