「Enjoy耐久レース」、通称“Joy耐”決勝が去る19日にツインリンクもてぎ(1周4.801km)で開催された。自動車ニュースサイト『レスポンス』などが後援する61号車オプトクラブ・レスポンスマーチは7時間あまりを139周で完走した。
Joy耐初参戦を決めたのは昨年の12月。オプトクラブの社員がマーチカップを応援していて、「見るだけでなくぜひ乗りたい」と言ったことから始まった。それからB級ライセンスを取得しジムカーナに参戦、A級ライセンス取得、もてぎでの走行練習を重ね参戦となった。
第1ドライバーはマーチカップ参戦中の實方一世、第2ドライバーは03年度ヴィッツレーサーののだとしや選手、今回初レースが第3ドライバー和仁正徳選手。
18日の予選はA-1クラス22台中15位でタイムはマーチの限界に近い状態だった。予選通過は14台のところ、主催者推薦により決勝レースに出走となった。
18日の決勝は野田選手がスタートを受け持ち、10時30分、61号車オプトクラブ・レスポンスマーチは87番手からのローリングスタート。35周後の第1回給油までに14位までポジションアップしたが、規定10分の給油時間のところを12分32秒で2分半のロス。
交替した實方選手は70位でコース復帰。71周目、27位で給油およびドライバー交代。2度目の給油時間は10分9秒、第3ドライバーの和仁選手は60位で復帰。ところが和仁選手が走り始めた直後に降雨、雨中走行の経験のない和仁選手は燃費走行に徹することに。
101周目、56位で第3回の給油。時間はなんと10分1秒、バトンタッチされた實方選手(2回目)は73位で復帰した。チームは残り時間での燃費計算を行ない、エンジン回転数を上げても大丈夫と判断し、追い上げを開始した。
61号車オプトクラブ・レスポンスマーチは139周、7時間3分27.267秒をトラブル無しで走り切り57位でフィニッシュ。決勝参加91台、完走は75台。
今回の耐久レースでメカニック、マネージャー、ヘルパー、ドライバーが同じ目標に向かった7時間、スプリントレースとは違う感動をみんなが味わったようだ。