頭の中、真っ白…白バイとヘリをお供に40km逃走

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24日、新潟県新潟市内の国道で、速度超過違反で摘発されたクルマが約40kmに渡って逃走する事件が起きた。

クルマは途中で高速道路に入るなどしており、警察ではヘリコプターを出動させて追跡した。運転していた69歳の男は最終的に道路交通法違反(速度超過)の現行犯で逮捕されている。

新潟県警・交通機動隊によると、事件が起きたのは24日の正午ごろ。同隊の白バイが新潟市亀貝付近の国道116号線でパトロールしていたところ、101km/h(制限速度60km/h)で走行する乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走した。

その後、このクルマは速度を落とし、信号の表示にも従って走行するものの、追跡を続けるパトカーの存在は一切無視。白バイ隊員が運転席の横に並び、窓を叩いて呼びかけても運転していた男はちらりと眺めるだけで、止まろうとも窓を開けようともしなかった。

クルマはその後、巻潟東インターチェンジ(IC)から北陸自動車道に入り、そのまま南進。白バイだけでの追跡では危険が伴うことから、応援要請を受けたパトカーと、上空からは警察のヘリコプターが追跡にあたった。

クルマは高速隊のパトカーによって三条燕ICで抑止され、料金所の手前で停止させられたが、逃走の可能性もあるとして料金所の外には方向別に5台のパトカーが待機していたという。

警察ではこのクルマを運転していた69歳の男を道交法違反の現行犯で逮捕したが、調べに対して男は「停止するように白バイから指示され、どうしていいかわからず、頭の中が真っ白になった」と供述している。

男が逃走した距離は約40kmに達しており、警察では意図的な逃走の可能性も視野に入れ、男を厳しく追及する方針。

《石田真一》

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