車両誘導のGS店員、はねられ死亡

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25日、香川県さぬき市内の国道で、ガソリンスタンドから出発するクルマを誘導していた店員が、車道を進行してきた軽自動車にはねられて死亡する事故が起きた。警察ではクルマを運転していた男性から事情を聞いている。

香川県警・さぬき署によると、事故が起きたのは25日の午前8時35分ごろ。さぬき市志度付近の国道11号線で、道路に隣接するガソリンスタンドから出発するクルマを誘導しようと、車道に立っていた54歳の男性店員が、進行してきた軽自動車にはねられた。

男性は近くの病院に収容されたが、頭を強打したことが原因で間もなく死亡している。

同署ではクルマを運転していた52歳の男性から業務上過失致死容疑で事情を聞いているが、男性は店員の存在に事故直前まで気がついておらず、漫然運転が原因である可能性が高いという。

事故が起きた時間帯は比較的交通量の多い時間帯にあたり、このガソリンスタンドでは車両の出入りを円滑にさせることを目的に店員による誘導を行っていた。

車両誘導を巡る人身事故は全国で年間に数十件報告されているが、出発時の安全確認はドライバー自らが行うことが基本だ。サービスに内包されているとはいえ、第三者を危険に晒すことの是非については再考することが必要かもしれない。

《石田真一》

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