【ボルボ S60 2.4スポーツエディション詳報】その1 競争激化のDセグに対するボルボの回答

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【ボルボ S60 2.4スポーツエディション詳報】その1 競争激化のDセグに対するボルボの回答
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輸入モデル、なかでも欧州車を理解するうえで知っておきたいのが”セグメント”と呼ぶボディサイズ(主に全長値)による区分け。とくに明確な基準があるわけでないのだが、全長4m前後、スモール&コンパクトカーのA/Bセグメントから大型サルーンのEセグメントまで、大きく5つのクラスに分類されているのが一般的だ。

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現在の日本市場では、BMW『1シリーズ』やVW『ゴルフ』などの新型車が出揃ったCセグメントが比較的リーズナブルな価格帯ということもあり、もっともホット。次いで高い支持を受けているのが、フルモデルチェンジを受けたばかりのBMW『3シリーズ』が属するDセグメントである。

このDセグメントもかなりの激戦区で、メルセデス・ベンツ『Cクラス』、アウディ『A4』、プジョー『407』……と、これまた魅力的なモデルが勢揃い。また、ご存じのとおり、来月8月30日にはトヨタの高級ブランド”レクサス”が国内展開をスタート。「BMW3シリーズを完全に意識して開発した」といわれる『IS』250/350”もラインアップに加わり、今後、Dセグメント内でのシェア争いは、より激しさを増すのは間違いないところである。

さて、そんなDセグメントでのボルボは? というと、まず『S40』が頭に浮かぶが、全長4470mmと少々小ぶりで、じつはCセグメント+αと捉えるのが正しい。そこで、俄然存在が際立ってくるのが、S40の1クラス上に位置する『S60』なのだが、今やボルボの主役は『V70』を代表格とするステーションワゴン。『ボルボでセダンはどうなの?』は、誰もが抱く率直な印象・疑問に違いない。

しかし、実際は完成度の高いセダンがあってこその優秀なワゴンであり、それを証明すべく、ボルボが送り出したのが、今回のS60の特別仕様車、”2.4スポーツエディション”というわけだ。(つづく)

《戸塚正人》

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