安全確認を怠って漫然と出発、3人死傷

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5日、茨城県古河市内の国道で、道路に隣接する物流センターから出発しようとした大型トラックの側面に国道を走行していた軽自動車が激突する事故が起きた。この事故で軽自動車は大破し、乗っていた3人が死亡している。

茨城県警・古河署によると、事故が起きたのは5日の午前2時5分ごろ。古河市茶屋新田付近の国道4号線で、国道に隣接する物流センターから出発しようとしていた大型トラックの側面に、国道を走行していた21歳の男性が運転する軽自動車が激突した。

この事故で軽自動車は原型を留めないほどに大破。運転していた男性と、同乗していた19歳の男性2人は頭を強打し、収容先の病院で死亡が確認されている。

現場は見通しの良い片側1車線の直線道路。大型トラックを運転していた58歳の男は、警察の調べに対して、当初は「右からライトが見えているのはわかっていたが、こちらの目測を超える速度で走ってきた」と、衝突した軽自動車側の責任が重いとも受け取れる証言を行っていた。

しかし、言動に不審な点がみられることからさらに追及したところ、左右からの通行を確認したまま道路に進出し、右から接近する軽自動車のヘッドライトを確認しつつも「こちらの方が早い」と過信。漫然と発進させていたことがわかった。

トラックの車体は一時的に2車線を塞ぎ、軽自動車が回避できないまま衝突した可能性が高いことも判明している。

警察では「男の方に過失が生じていた」と判断。業務上過失傷害容疑で緊急逮捕し、3人の死亡確認後は容疑を同致死に切り替えている。

《石田真一》

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