盗難車を輸送していた男を逮捕…大規模窃盗団か

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埼玉など4県警は5日、盗難車を横浜港に運び、中東に向けて不正に輸出しようとしていたとして、ナイジェリア国籍を持ち、貿易代行業を営んでいると自称する40歳の男を盗品運搬の容疑で逮捕した。また、輸送直前だった盗難車108台も押収している。

埼玉、群馬、栃木、新潟各県警の合同捜査本部によると、盗品運搬の容疑で逮捕されたのは、埼玉県新座市内に在住し、ナイジェリア国籍を持つ40歳の男。

この男は昨年11月23日、すでに窃盗容疑で逮捕・起訴されているナイジェリア国籍を持つ34歳の男から依頼を受け、群馬県内で盗難し、埼玉県狭山市内のコンテナ置き場に隠蔽していた盗難車4台を神奈川県横浜市まで運搬しているが、これが直接の逮捕容疑となった。

男に盗難車の運搬を依頼した人物は、日本人やナイジェリア人などで構成される大規模な窃盗グループの一員で、日本で盗んだRVを中東に転売して不正な利益を上げていた。

警察ではグループの摘発と同時に、輸出前の盗難車108台を押収しているが、この中にはトヨタ『RAV4』が47台も含まれており、昨年11月ごろまでに埼玉県内で頻発したRAV4盗難事件での被害車両も含まれているものとみている。

警察の調べに対し、男は「運んだクルマが盗難車だとは知らなかった」と主張。「自分も騙された」などと話している。

《石田真一》

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