ホンダは、『フィット』『モビリオ』『モビリオスパイク』『シビックハイブリッド』および『フィットアリア』(タイ製)など5車種の動力伝達装置に不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は03年6月から10月までに生産した4832台。
これらのクルマでは、ベルト式無段変速機(CVT)の金属ベルトを構成している駒(エレメント)のプレス加工後の切り離しが不適切なため、エレメントのボディ部を変形させたものがある。
そのため走行時の負荷がエレメント根元部に集中して亀裂を生じ、最悪の場合、破断して破断片が金属ベルトとプーリーの間に噛み込み、金属ベルトが破断して走行不能となるおそれがある。