【ホンダ ステップワゴン 創った人】その3 ミニバンはセカンドハウス…蓮子末大チーフエンジニア

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【ホンダ ステップワゴン 創った人】その3 ミニバンはセカンドハウス…蓮子末大チーフエンジニア
【ホンダ ステップワゴン 創った人】その3 ミニバンはセカンドハウス…蓮子末大チーフエンジニア 全 5 枚 拡大写真

新型『ステップワゴン』には、フローリング調のフロアや、天窓のようなトップライトルーフといった、今までのミニバンにはなかった装備がオプション設定されている。

【画像全5枚】

これらの装備について、ステップワゴンの開発責任者を務めた蓮子末大(はっしすえひろ)さんは「現在はミニバンにセカンドハウスのようなイメージを持っている方が多いようです。そのため、セカンドシートから後ろは、リビングルームのような雰囲気にしたかったんです」

「それを実現するためにフローリングフロアやトップライトルーフの採用を決めました。回転対座の需要も少なくはなってきていますが、リビング感覚を大切にするユーザーのために、オプション設定にして残しています」と説明してくれた。

実際にフローリングフロアとトップライトルーフを採用した新型ステップワゴンの室内は明るく、家族で乗ればクルマの中が家のリビングになったような、開放的な雰囲気に包まれる。

トップライトルーフは2枚の合わせガラスの間に白いフィルムが挟まれており、外はまったく見えない構造になっている。その結果、直射日光を適度にさえぎり、優しい光を室内に導いてくれる。天気のよい昼間にシェードを開けていても、車内の気温がそれほど上昇しないのもいい。

フローリングフロアはもちろんフェイクではあるが、車内に独特な暖かみが生まれる。汚れを防止するという効果も高いが、それ以上に視覚的なくつろぎが得られる。

これらの装備はマストかといわれれば、決して必要な装備ではないだろう。ただし、実車を目の当たりにすると、こういった遊び心こそが、ファミリカーとしてのミニバンには必要なのではないかと思えてくる。ぜひ、この装備は実車を見る機会があれば、確認して欲しいポイントのひとつだ。(つづく)

《岡島裕二》

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