【インプレ'05】河村康彦 三菱『ランサーエボリューションIX』 柔軟なパワー特性に磨きを掛けた

試乗記 国産車
【インプレ'05】河村康彦 三菱『ランサーエボリューションIX』 柔軟なパワー特性に磨きを掛けた
【インプレ'05】河村康彦 三菱『ランサーエボリューションIX』 柔軟なパワー特性に磨きを掛けた 全 1 枚 拡大写真

世の風当たりを恐れてか280psという値はキープしつつも、ターボチャージャーの変更などで実質的なエンジンのポテンシャルアップを図ったのが『IX』最大の売り物。

というわけで実際にアクセルペダルを踏み込むと、なるほど低回転域からのターボブーストの立ち上がり方がこれまでの『VIII』のそれとはまるで違う。同じ車速でひとつ上のギアを選択しても、場面によっては同等以上の強烈加速力を得ることが可能なほど。すなわち、「パワーバンドが強烈に広がった」のが『IX』ということになる。

そんな特性は高性能車にはツマラナイ…というのは素人(?)のお言葉。何故なら、こうした特性はステアリング操作に忙殺をされるコーナリングシーンをはずしたシフトアップを可能にするなどで、実質的な“速さ”を格段にアップさせるのに直結するからだ。

いずれにしても、これこそ現行型『ランサー』ベースのエボリューションモデル最終形か!?

■5つ星評価
パッケージング:★★☆☆☆
インテリア/居住性:★★☆☆☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

河村康彦|モータージャーナリスト
1985年よりフリーランス活動を開始。自動車専門誌を中心に健筆を振るっているモータージャーナリスト。愛猫家なのに猫アレルギーが発症し、このところ辛い毎日……

《河村康彦》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  5. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る