手前の信号表示と勘違い? 出会い頭事故

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17日、愛知県名古屋市名東区内の国道で、乗用車同士による衝突事故が発生し、このうち1台が信号待ちをしていた歩行者3人を直撃した。この事故で12歳の女子中学生が死亡、クルマの運転者を含む4人が重軽傷を負っている。

愛知県警・名東署によると、事故が起きたのは17日の午前7時5分ごろ。

名古屋市名東区丁田町付近の国道302号線の交差点で、国道を南進していた34歳男性の運転する乗用車と、交差する市道を西進していた22歳の女性が運転する軽自動車が出会い頭に衝突した。

軽自動車は乗用車の左側面部に衝突。これによって乗用車は進路を変えて歩道に乗り上げ、信号待ちしていた3人を次々にはねた。

この事故で12歳の女子中学生が全身を強く打ち、間もなく死亡。一緒にいた別の13歳女子中学生が腰骨や骨盤を折る重傷。46歳の女性が打撲を負い、いずれも近くの病院に収容されている。また、双方のクルマの運転者も軽傷を負った。

現場は見通しの良い交差点。国道302号線は上下線がそれぞれ一方通行の2車線路となっており、はねられた歩行者3人は上下線の間に設置された歩道で信号待ちをしていた。

目撃証言や、歩行者3人が信号待ちをしていたという事実から、現状では軽自動車を運転していた女性が信号を無視して進行した可能性が濃厚とみられている。

女性が進行してきた市道は、事故が起きた交差点の20mほど手前に別の交差点があり、ここから国道に向けては坂となっている。このため、手前の信号の青表示を目視したクルマが、その後に出現する国道交差点の信号を赤表示を見落として進行し、事故に至るケースは以前から報告されているという。

《石田真一》

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