パトカーに追跡されていたクルマが衝突炎上

自動車 社会 社会

19日、兵庫県西脇市内の国道で、対向車線側に逸脱した乗用車が順走していたクルマ2台と相次いで衝突、漏れたガソリンに引火して炎上する事故が起きた。この事故で2人が死亡、3人が重軽傷を負ったが、逸脱側のクルマは直前に発生した窃盗未遂事件の容疑でパトカーに追跡されていた。

兵庫県警・西脇署によると、事故が起きたのは19日の午後10時45分ごろ。西脇市和布町付近の国道175号線で、走行していたワゴン車が対向車線に逸脱し、46歳の男性が運転するRVと正面衝突。これを避け切れなかった35歳男性が運転する乗用車も追突した。

3台のクルマは大破し、漏れたガソリンに引火して激しく炎上。順走側のクルマに乗っていた3人は骨折などの重傷を負いながらも車外に脱出したが、逸脱側の2人は逃げ遅れ、鎮火後に焼死体として発見されている。

逸脱側のクルマは事故が起きる5分ほど前から、電話ボックス内に設置されているテレホンカードの自動販売機を盗み出そうとしていた容疑でパトカーに追跡されていた。パトカーが猛スピードで振り切られ、見失った直後に火柱が近くで上がったという。

警察では「追跡自体に問題は無かったと考える」とコメント。現場から逃走したもう1台のクルマの行方を追っている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る