バス故障で自動車専用道を乗客が歩く

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山交バスの運行する路線高速バスが今年5月、自動車専用道路となっている国道48号線バイバスで車両故障を起こした際、乗客2人が路肩を歩いて市街地まで歩くというトラブルを起こしていたとして、国土交通省は21日、同日までに道路運送法に基づく行政指導を実施した。

国土交通省・東北運輸局によると、自動車専用道を歩行者2人が歩くというトラブルが起きたのは5月26日。同日の午前8時20分ごろ、宮城県仙台市青葉区川内付近の国道48号線バイパス(通称:仙台西道路)・川内トンネル内で山交バス(当時は山形高速バス)が運行する山形発仙台行きK路線高速バスのトランスミッションが壊れ、ギアチェンジ不能となって立ち往生した。

当時このバスには通勤通学客ら44人が乗車。運転手は代替車両の手配を会社に要請したが、2人の乗客が「代替車両の到着を待っていられない」として、トンネル内を徒歩で移動した。この道路はトンネル内の歩行も禁止されているが、2人は歩いてトンネル出口に向かったとみられている。

東北運輸局では同社から報告を受けて監査を行ったが、トランスミッション故障が車両の整備不良起因だったと考えられることや、代替バス手配を行うまでの乗務員の行動に不手際があることから道路運送法に基づく行政指導を行った。山交バスは6月に運転手の歯痛が原因で逆走トラブルを起こしており、こちらは車両使用停止の行政処分が行われている。

《石田真一》

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