泥酔の警官が事故…帰宅後また外出?

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23日未明、佐賀県北方町内の国道34号線で、伊万里署・地域課に所属する49歳の巡査長が運転する乗用車と、24歳の男性が運転するRVが正面衝突する事故が起きた。巡査長は両足の骨を折る重傷を負ったが、血液検査で酒気帯び基準値を大幅に上回るアルコール分を検出。泥酔に近い状態だったことが後に判明している。

佐賀県警・大町署によると、事故が起きたのは23日の午前1時30分ごろ。北方町志久付近の国道34号線で、緩やかなカーブで対向車線側に逸脱してきた乗用車と、対向のRVが正面衝突した。事故によって乗用車は大破し、運転していた49歳の男性が両足の骨を折る重傷を負ったほか、RV側の2人も打撲などの軽傷を負って、近くの病院に収容された。

後の調べで、乗用車を運転していたのは伊万里署・地域課に所属する巡査部長と判明。しかも、この巡査長の血液中からは1ミリリットルあたり1.7ミリグラムのアルコール分が検出された。通常、酒気帯び相当量の下限値とされる「呼気1リットルあたり0.15ミリグラム」を血中濃度に置き換えた場合、これは「1ミリリットルあたり0.3ミリグラム」となり、今回の1.7ミリグラムは泥酔だったと考えられる。

巡査長は22日夜に佐賀市内で開催された警察官同士の会合に出席。この場で飲酒を行ったが運転代行を手配して帰宅したという。だが、それ以降の行動はわかっておらず、警察ではなぜ巡査長が自らハンドルを握っていたのかを含め、巡査長の回復を待って事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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