無免許発覚を恐れ逃走、歩行者負傷の二次被害も

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7月31日、神奈川県横浜市鶴見区内の県道で、パトカーの追跡を受けていた乗用車が右折しようとしていたバイクと出会い頭に衝突する事故が起きた。バイクに乗っていた男女が死傷。クルマから脱落したタイヤが歩行者に当たり、女性が軽傷を負っている。

神奈川県警・第一交通機動隊、鶴見署によると、事故が起きたのは7月31日の午前1時ごろ。横浜市鶴見区下末吉付近の国道1号線で、速度超過違反を行った乗用車をパトロール中の第一交通機動隊のパトカーが発見。ただちに停止するように呼びかけたが、クルマはこれを無視して逃走を開始した。

クルマは横浜市鶴見区下末吉2丁目付近の県道を直進したが、右折してきたバイクと出会い頭に衝突した。この事故でバイクを運転していた22歳の男性が全身打撲で間もなく死亡、同情していた23歳の女性が右足骨折の重傷を負った。また、衝突によってクルマは小破。左前輪が脱落して約100mに渡って滑走し、帰宅のために歩いていた22歳の女性に命中した。女性は転倒し、打撲などの軽傷を負っている。

警察ではクルマを運転していた21歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕。男性の死亡確認後は容疑を同致死傷に切り替えている。警察の調べに対し、男は「免許を一度も取ったことがない」と供述。無免許の発覚を恐れて逃走していたことがわかった。

《石田真一》

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