合格率低下傾向---駐車監視員資格者考査

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合格率低下傾向---駐車監視員資格者考査
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東京都公安委員会と警視庁が行った今年の駐車監視員資格者考査の実施状況が明らかになった。

東京ビッグサイトで行われた過去3回、6月21日、7月24日、8月8日のの受験者総数3425人の合格率は、平均71.3%だった。第1回目の78.9%をピークに回を重ねるごとに合格率は低下した。合格者の最高齢は77歳。最年少は17歳だった。

受託する法人は、駐車監視員資格者を最低2人以上を擁していなければならないため、当初は法人登録に備えた業務上の受験者が目立った。受験者の職種の多くは、警備業、ビルメンテナンス業、運送業、人材派遣業などで、そのほか資格を取得して新たな仕事を得ようとする退職後の再就職希望者や主婦などもいた。

受験者の一人は試験内容についてこう語る。「考査の前には法定の2日間の講習があるし、その中では試験に出そうな重要な部分を強調した話もある。運転免許の筆記試験よりは難しいかもしれないが、その分、出題範囲が違法駐車に限定されているからある程度やる気になれば合格できるのではないか」(30歳・会社員)

年内の駐車監視員資格者講習と考査は終了したが、警視庁交通部によると、年明け3月末日までに2回を実施する予定だ。実施日時は決まっていない。定員は各回1000人づつを予定する。違法放置駐車の確認事務は、来年6月までに民間に業務委託される。

資格者考査:定員/受験者数/合格者数/合格率
1回目:1000人/1000人/789人/78.9%
2回目:1000人/980人/672人/68.6%
3回目:1500人/1445人/963人/66.6%

《中島みなみ》

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