重機も部品に分解して密輸出

自動車 社会 社会

静岡県警は15日、建設現場から重機を盗み出し、これを部品レベルに分解してベトナムに向けて密輸出していたとして、ベトナム国籍を持つ3人の男を窃盗容疑で逮捕した。

静岡県警・捜査3課によると、窃盗容疑で逮捕されたのはいずれもベトナム国籍を持ち、神奈川県に在住する男2人と、千葉県に在住する男1人の計3人。直接の逮捕容疑となったのは、7月17日未明に静岡県富士市内の国道工事現場から油圧式パワーショベル1台(時価約800万円)を盗んだというもの。

男たちは盗んだ重機を部品レベルに分解。一部は修理用の中古部品として、大きなものは鉄材として横浜港からベトナムに向けて密輸出していたもとみられている。

盗み出した重機は製造番号を改変されており、7月17日の事件で盗まれたものについても、巧妙に番号が変えられていた。男たちは「盗んだものではない」と主張していたが、この重機を所有していた会社の人が最終的に自社のものと確認。犯行が明らかになった。

グループは静岡県内だけではなく、神奈川や愛知、山梨の各県でも同様の犯行を繰り返していた可能性が高く、被害総額は1億円を超えるものとみられている。

また、輸出申請を行った人物についてはわかっておらず、警察では逮捕した3人を厳しく追及。他の協力者の行方を追う方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る