今日はビールでしょ…勤務中のバス運転手が飲酒

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国土交通省は15日、広島県福山市内に本社を置くトモテツ観光バスの運転手4人が乗務中に飲酒を行った可能性が高いとして、同日朝から同社に対する特別監査を実施した。市民が飲酒の現場を目撃し、通報したことから発覚したという。

国土交通省・中国運輸局によると、運転手が乗務中に飲酒を行った疑いがあるとして特別監査の対象となったのは、広島県福山市内に本社があるトモテツ観光バス。同局によると、この会社に勤務する4人のバス運転手は12日の正午ごろ、広島市内の飲食店で食事を行った際、生ビールを中ジョッキで1杯ずつ飲んだ疑いがもたれている。

この日、4人は福山市内からの団体客を乗せ、13台のバスで広島市内に向かった。その後、1台のバスに運転手12人が同乗し、休憩のために広島市南区内にあるJR広島駅ビルに向かい、その中の飲食店で各自が食事を行った。

この際、同一の店を訪れた4人全員が飲酒したところを市民が目撃していた。この市民は警察に対して「バスの運転手が制服のままビールを飲んでいる」と通報。警察から同社に事実確認を求める問い合わせが入り、この不祥事が発覚した。会社は代替の運転手4人を派遣。帰路の便はこの運転手らが乗務を担当した。

だが、同社は「乗務しなかったから問題はない」として、この事実を運輸局に14日まで報告せず、当該の運転手にはそのまま翌日の乗務を行わせていた。乗務停止となったのは、特別監査が行われることになった15日からだったという。

会社の調べに対して4人は「帰路便の乗務まで約6時間の待機があり、アルコールは抜けると思って飲んでしまった。軽率な行動だった」と謝罪したという。同社は「乗務員に対する指導を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしているが、運輸局側は「監査の結果を精査し、厳しく対処したい」と話している。

《石田真一》

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