追突事故を起こした少年、警察に追跡されマンションから転落?

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19日午前、京都府京都市右京区内で、追突事故を繰り返したとして、警察官の追跡を受けていた男がマンションの8階から転落し、一時意識不明の重体となる事故が起きた。警察では「無理な追跡はしていない」とコメントしている。

京都府警・自動車警ら隊、同・右京署によると、事件が起きたのは19日の午前11時20分ごろ。これに先立つ午前11時ごろ、京都市右京区五条通佐井付近にあるガソリンスタンドで、給油を終えて発進しようとした軽自動車が後方で停車中の乗用車に追突する事故が起きた。軽自動車はそのまま逃走。スタンドに面する市道で信号待ちをしていたクルマ2台にも衝突し、強引に進路を作りだしてさらに逃げた。

通報を受けた自動車警ら隊のパトカーがこのクルマを発見。ただちに追跡を開始したが、運転していた男はクルマを捨てて近くのマンションに逃げ込んだ。隊員は男を追い掛けてマンション内に進入したが、男はその直後にマンション8階から転落。約18m下の2階バルコニーの天井部まで落下した。男は近くの病院に収容されたが、全身を強打して一時意識不明の重体となった。その後の調べで、この男は亀岡市内に在住する16歳の少年と判明している。

男は住民にマンション内への進入を制止されたが、これを振り切って進入。続いて進入した警官から逃れるため、身を隠す場所を探している際に誤って転落したものと見られている。警察では「無理な追跡はしておらず、転落は少年の過失と思われる」とコメント。事故だということを強調している。警察では少年の回復を待って、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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