走り屋か、山間部の道路で相次ぎ衝突

自動車 社会 社会

21日朝、大阪府八尾市内の有料道路「信貴生駒スカイライン」で、走行中の乗用車5台が関係する衝突事故が発生した。このうち2台は漏れた燃料に引火して炎上。双方のクルマから運転者とみられる男性1人ずつの遺体が発見されている。また、残る3台を運転していた男性も重軽傷を負っているという。

大阪府警・八尾署によると、事故が起きたのは21日の午前8時ごろ。八尾市神立付近の信貴生駒スカイラインで、上下線を走行していたクルマ2台がカーブを逸脱して接触。停止していたところに双方で後続のクルマ3台が次々に衝突した。このうち1台から漏れた燃料に引火して炎上。近くにいた別の1台にも延焼した。

この事故で炎上した2台に乗車していた男性2人が焼死。他のクルマを運転していた33歳の男性があごの骨を折る重傷。32歳と45歳の男性が顔面や頭部を打撲する軽傷を負っている。

現場は山間部を通る全長約21kmの観光有料道路。関西ではいわゆる「走り屋」が多く出没する道路としても知られており、今回の事故に絡んだ5台のクルマはいずれもエンジンなどを改造した「走り屋仕様」ともいえるクルマだった。

警察では損傷の度合いや、通常の速度であれば事故回避が可能と考えられることから、事故当時にこの5台はいずれも70-90km/h近い速度で走行していた可能性もあるとして、生存した3人から順次事情を効く方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る