無免許と認識しつつ運転させる…引越し会社の社長逮捕

自動車 社会 社会

警視庁は22日、求人に応募してきた男が無免許であることを認識しつつ、恒常的に業務で使うトラックの運転に従事させていたとして、東京都清瀬市内に本社を持つ引越し専門の運送会社を経営する44歳の男を道路交通法違反(使用者義務違反)容疑で逮捕。法人としての同社を同容疑で書類送検した。この会社に勤務し、無免許運転を行っていた25歳の男は道交法違反容疑ですでに逮捕されている。

警視庁・八王子署によると、道交法違反容疑で逮捕されたのは、東京都清瀬市で引越し専門の運送会社を経営する44歳の男。この男は今年3月、同社の求人募集広告を見て応募してきた25歳の男が自動2輪の免許しか持っていないことを認識しつつ、業務用トラックの運転に従事させていた疑いがもたれている。

男は会社側から免許の提示を再三に渡って求められたが、「今日は忘れた」などといった言い訳を繰り返してこれに従おうとしなかった。経営者の男は「もしかして免許を持ってないのかもしれない」と認識したが、3月から4月に掛けては引越し業界は繁忙期ということもあり、それ以上の詮索はしなかった。ところが6月に入ってから、男が駐車禁止の違反で同署の摘発を受けたことを発端に無免許の事実が発覚。会社の責任も追及することになった。

会社経営の男は、当初「無免許だということは知らなかった」などと供述していたが、実際に無免許運転を行っていた男は「会社も社長も絶対に知っていたはずだ」と責任を転嫁。警察がこの点を追及したところ、最終的には無免許の事実を把握していたことを認めたという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る