環境省は、使用過程車(ディーゼル車)に対する排ガス規制とチェック体制を厳しくする方針だ。
レーザー反射などを応用し、排ガス濃度が基準値以上の車両を見つけるシステムを開発し、トラックターミナルや幹線道路などに設置。一方で現在は規定のない使用過程車の窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)の規制値も平成20年度(2008年度)をメドに新設する。
こうした対策の背景には、新車は相次ぐ規制で排ガスがキレイになっている半面、使用過程車は整備不良や故障などにより、新車の数百倍もの排ガスを垂れ流すおそれが指摘されているからだ。