沖縄の死体遺棄事件、共犯を東京で逮捕

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沖縄県警は26日、高齢者の夫婦が殺害され、クルマの転落によって証拠隠滅が行われようとしていた事件について、事件発覚以後に逃走していた共犯とみられる59歳の女を東京都内に潜伏しているところを発見。死体遺棄容疑で逮捕した。

沖縄県警・名護署によると、警察が事件発生を認知したのは15日の午前10時35分ごろ。この前日の14日夕方、東村高江付近に住む住民から「土手の斜面から落ちそうになっているクルマがある」との通報が寄せられた。この日の捜索では発見に至らなかったが、翌日の午前に斜面から転落しかかったクルマと、その車内から男女2人の遺体を発見した。女性の遺体には棒状の鈍器で執拗に殴られた痕があり、警察では恨みによる犯行という考えを示していた。

その後の調べで、通報から2日前にあたる13日の午前6時ごろ、地元の住民が現場近くの道路でヒッチハイクを行っている男女2人を見つけ、自分のクルマで近くのバス停まで送り届けていたことがわかった。警察ではこの男女が事件に深く関与した可能性が高いとして捜査を続けていたが、殺害された男性に金を貸していた宜野湾市内に住む65歳の男が容疑者と特定。死体遺棄容疑での逮捕に踏み切った。

警察ではこの男女を最有力な容疑者として探していたが、男は22日に沖縄県内で逮捕していた。男は容疑を全面否定していたため、警察では残る女の逮捕に全力を上げていたところ、東京都内に潜伏している可能性があるという情報をキャッチ。捜査員を派遣し、女を死体遺棄容疑で逮捕した。女は容疑に関与したことを全面的に認めており、殺人についても供述をはじめており、警察では今後も厳しく追及。主犯の男についても、女の供述から得られた事実を材料に追及していく方針だ。

《石田真一》

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