あいおい損害保険は6日、02年4月以降に保険金を支払った契約のうち2万9526件について、臨時費用など一部保険金の未払いがあったと発表した。このうち2万7550件についてはすでに追加の支払いを完了した。
保険金の未払いがあったのは自動車保険2万7116件、火災保険1107件などほとんどが自動車保険だった。未払いが多かったのは車両保険を対象とする特約がほとんどで修理の際に契約者が臨時に負担した費用を補償する保険や、特約修理工場に契約車両を搬入した場合に契約者が臨時で負担した費用を補償する保険などで支払い漏れが多かった。
原因について同社では保険金支払い時の点検方法・管理体制、保険金支払いシステムのチェック機能が不充分だったことを挙げており、再発防止のため保険金支払いシステムのチェック機能強化などの対策を施すとしている。