【ホンダ・シビック プロトタイプ速報】その3 ごく自然なパフォーマンスが持ち味…こもだきよし

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ・シビック プロトタイプ速報】その3 ごく自然なパフォーマンスが持ち味…こもだきよし
【ホンダ・シビック プロトタイプ速報】その3 ごく自然なパフォーマンスが持ち味…こもだきよし 全 3 枚 拡大写真

2005年9月22日に発表予定の日本仕様『シビック』のプロトタイプをチェックする機会に恵まれた。その模様をお伝えしよう。

シートは構造部分がしっかりした感じになり、形状もよく、座りやすくなった。バケットシートのような形状による包まれ感はないものの、そのしっかり感からコーナリングでも身体が安定している。スライドとリクライニングはもちろん、上下に50mm動くハイトコントロールも付いている。さらにハンドルはチルトだけでなく前後に動くテレスコピックも40mm動くから、いろいろな体型のドライバーに対してジャストフィットするだろう。

1.8リッターガソリンエンジンはとくにエンジンコンシャスなわけではなく、ドライビング中にエンジンを意識することはあまりない。それだけ自然な感じで乗れているということだ。広いテストコースで走ってもじゅうぶんな加速力があり、高速域やワインディングロードでもトルク不足は感じなかった。高回転までよく回るし、アクセルペダルの踏み込みに比例したトルクが出ていた。

コーナリング性能は初期のロール方向の押さえが不足気味ではあるが、これは発売までに解決することを期待しよう。しかしワインディングロードを飛ばして走ってもグリップはよく粘り、なかなか破綻をきたさない。路面をよくグリップしている。

これはエンジニアの話によると、サスペンションの伸び側をこれまでより伸ばしたからだそうだ。タイヤが浮かずに路面によく追従してくれるので、グリップが持続するのだそうだ。サスペンションストロークは変わらないから、イニシャルの位置を少し上にしたという。

ハイブリッド車はモーターとバッテリーが搭載されているぶん、ガソリンエンジン車より重くなっている。しかしタイヤは転がり抵抗が小さなタイヤを選んでいるので、ハイスピードコーナリングやハンドリングコースで飛ばすとすぐに音を上げる。それでも急に滑ることはなく、グリップ限界は低いものの最後まで粘ってはいる。ハイブリッド車は特別変わったクルマではない。ごく普通に見えて、ごく普通に走ることができるから、これからのスタンダードカーの基準を塗り替えそうな一台だ。

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る