県境を越えて逃走のトラック、路外逸脱

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4日、長野県大桑村内の国道19号線で、パトカーに追跡されていた普通トラックが路外に逸脱し、運転していた男が重傷を負う事故が起きた。トラックは盗難手配を受けており、警察では運転していた男の身元などを調べている。

長野県警・木曽署、岐阜県警・中津川署によると、この普通トラックは3日に愛知県名古屋市内の会社駐車場から盗まれたもので、愛知県警による盗難手配が出ていたが、4日午前に岐阜県中津川市内を走行しているところを岐阜県警が発見。追跡を開始していた。トラックはその後、長野県に入ったため、長野県警・交通機動隊や木曽署のパトカーが追跡を引き継いだが、トラックは県境を越えてからも逃走を続けた。

トラックは長野県内に入った直後から運転者の疲れのためか挙動が怪しくなり、蛇行したり、対向車線の車両と軽微な接触を繰り返したものの、パトカーの停止命令には従わなかった。トラックは午後0時20分ごろ、大桑村須原付近の国道19号線で対向車線側に逸脱。道路右側の縁石に弾き飛ばされ、前方を走っていたクルマに衝突。勢い余って路外に飛び出してようやく停止した。

警察ではトラックを運転していた男の身柄を確保したが、腹部強打の重体となっていたことから逮捕を見送り、病院に収容。男の身元はわかっておらず、警察では岐阜県警や愛知県警と連絡を取りながら調べを進めるとともに、窃盗容疑で逮捕する方針だ。

《石田真一》

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